低炭素社会の実現に向けた取組み
再生可能エネルギーへの切り替え
本投資法⼈は社会の⼀員として低炭素社会の実現への貢献を⽬指して、保有する全ての物件(注)で使⽤する電⼒を再⽣可能エネルギー由来のものに切り替えます。RE100の基準に準拠した電⼒プランを中⼼に、第46期(2024年11月)には対象全物件の切り替え手続きが終了いたしました。また、再生可能エネルギーを導入できない物件に関しては仲介事業者を通じて日本卸電力取引所再エネ価値取引市場よりトラッキング付きFIT非化石証書を購入することで、実質再生可能エネルギー由来電力を導入しています。
本手続きによって2024年度の対象物件におけるGHG(SCOOP1・2)を90.9%(2018年対比 )削減いたしました。今後取得する物件についても順次切り替えを進め、社会の一員として低炭素社会の実現への貢献を目指します。

(注)再エネ電力導入は共有および区分所有物件等の管理組合が電力管理をしている物件及び特殊な契約形態の物件を除く全ての物件を対象とします。レジデンスにおいては専有部を除くエリアを対象とします。また、取得後1年以内の新規取得物件を除きます。
専有部電気量計測システムの導入
レジデンス専有部における電気量カバー率向上の為、一部物件で専有部電気量計測システムを導入しています。
尚、入居テナントへは節電の啓蒙をしています。
2024年11月末時点区分所有物件を除く、レジデンス全物件に導入(ポートフォリオにおけるカバー率100%)

LED化推進
本投資法人は、化石燃料の使用量削減に取り組んでいます。オフィスでは貸室内と共用部、レジデンスでは共用部についての使用電力量を抑えるためにLEDライトへの設置を進めています。2024年11月末日現在、取得後1年以内の物件を除く、全物件(共用部)の対応が完了しています。また、空調の更新時においては使用エネルギー量の少ない機器への設置を行っています。


その他環境にやさしい取り組み
壁面緑化の推進
本投資法人では壁面緑化を進めています。建物外部の植樹スペースだけでなく、エントランスや共用部の壁面にも植栽を配置することで、二酸化炭素削減と合わせて心豊かで潤いのあるオフィス空間の提供に努めています。



FSC紙とグラシン紙
本投資法人では、決算ごとに投資主様向けに分配金計算書と資産運用報告書を送付していますが、これらの印刷物にはFSC紙と植物油インキを採用し、封筒の窓部分にはグラシン紙を採用しています。 FSCは国際的な組織である森林管理協議会(Forest Stewardship Council)の略称です。FSCでは森林破壊を抑制し、持続可能な森林資源を次世代に残すとともに経済活動に必要な木材を伐採していくための基準を定めています。本投資法人はFSCの認証を受けた製品を使用することで、環境破壊に関与するリスクを排除し森林資源の保護に寄与することを目指します。グラシン紙は半透明な紙素材で、従来のプラスチック製窓のように切り離して分別処理する必要がありません。丸ごとリサイクルすることができる環境に優しい封筒です。



目論見書電子化
環境負荷低減を目的とし、目論見書の電子交付によるペーパーレス化したオファリングを実施しました。
紙、インク等の使用量を削減し、環境負荷低減、公募増資において想定されるA4用紙約77万枚を削減し、植林木換算で59.2本の樹木を将来の資源として残しました。目論見書の電子交付により本文のカラーページ化を実施し、投資家の見易さ向上を企図しました。

テナント/ステークホルダーとの環境面における協働
グリーンリース契約の推進
本投資法人では、テナントと協働し、所有物件の省エネルギー化などを通じた環境負荷の低減や執務環境の改善について契約や覚書等によって取り決めを行うことで、ビルオーナーとテナント双方が光熱費削減等の恩恵を受けるWin-Winの関係を目指します。
現在1テナントと契約締結しています。中規模オフィスでの実施は容易ではありませんが、本投資法人は本件を推進していきます。
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物件数 | |
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グリーンリース契約締結 | 1物件 |